自由な設計ができるのが注文住宅の強み

部屋の間取りやデザイン、建材の種類、窓の形などを自由に決められるのが注文住宅です。昔はマイホームといえば建売住宅を選ぶのが一般的でしたが、家は生涯において何度も建てるものではないので、妥協しないために注文住宅にしようと考える方が増えてきました。注文住宅ならば地域の気候風土との相性、肌に合った建材などを考慮した家造りができます。

例えば調湿性の高い建材であれば、高温多湿の季節を快適に乗り切れるでしょう。無垢材は近年人気が高まっており、心身を落ち着ける作用があるので癒しを求める方から選ばれています。おしゃれを追い求めるのは楽しみのひとつですが、それにより機能性や快適性が失われては困ります。家造りでは快適に過ごせることに重きを置いて住宅設計をしてください。

住みやすさとコストを考えた住宅設計

土地に余裕があるなら平屋という選択肢もあります。平屋は昔の古い住宅というイメージがあるかもしれませんが、近年になって見直されています。二階がないので階段の上り下りをする必要がなく、高齢者が住みやすい住宅として好評です。また平屋は階段部分が不要なので、スペースを有効に活用できます。デッドスペースを減らすという意味でも優れているのです。

都心であれば狭小住宅、三階建て住宅などが人気です。注文住宅の建築費用の多くを占めているのが土地であり、都心に行くほど土地が高額になって、建築資金の割合が高くなります。資金に余裕がないときは、建物自体のコストを削減するよりも、安価な土地に建てるという方法のほうが現実的です。