小さな土地は屋上を活用する

購入した土地が小さくて間取りを決めるのが難しい場合は、屋上を庭のように扱うことをおすすめします。土地が小さいのに庭まで作ってしまうと、土地のスペースに余裕がなくなって、家族全員分の部屋を用意するのも困難です。屋上に人工芝を敷くだけでも庭のような空間を作れて、家族やペットと楽しい時間を過ごせます。本来は庭を作るはずだったスペースに部屋を配置できるおかげで、間取りを自由に決めやすくなるのが、屋上を庭のように扱う利点です。屋上まで水道を通すことでガーデニングも始められて、趣味を楽しむためのスペースとしても利用できます。人工芝を屋上に敷く際には、コンクリートに水が溜まらないように設計を調整してください。

高低差がある土地の間取り

所有している土地に高低差があるために、住宅デザインの選び方が難しいと感じる時には、擁壁の高さを活かした間取りを選ぶことをおすすめします。擁壁というのは高低差のある土地に作られる構造物で、側面の土地が崩れるのを防ぐのが擁壁の役割です。土地の高低差が2メートルほどある場合は、擁壁に接する部分をガレージとして利用してください。ガレージの屋根をウッドデッキとして使えるように工夫するだけで、ガレージの上部を庭や物干し場のように使えます。土地の高低差を活かすことで住宅デザインにも選択肢が増えて、家族も満足できる注文住宅が完成します。擁壁を補強するための出費は増えますが、理想的な間取りを作るためには必要な出費だと考えてください。