家族構成を考えてみよう!

夫婦二人だけや子どもが複数いる、あるいは祖父母も同居したい、といった具合に、家族構成というものはその家庭ごとに大きく異なります。快適に生活するために必要な間取りにも大きな違いが生まれてくるので、家族構成に合わせて検討することが大切です。この時、気を付けたいのは、年齢や性別といった部分を見落とさないことです。 例えば、一口に「子どもが二人いる」といっても、「受験をする中学生と高校生がいる」という場合や「異性のきょうだい」である場合は、早めに個室を作ることが望ましいですが、幼児二人である場合は即座に個室を用意する必要はありません。大きめの一室でのびのびと過ごし、時が経ったら仕切って使うように変化させる、という方法などでも対応できるでしょう。

生活スタイルによって考えるのも良し!

家族の年齢層が高い場合は、それぞれのライフスタイルが大きく異なり、生活する時間帯もずれが生じやすくなります。例えば、早寝をしたい人と、夜遅く浴室や台所を使いたい人が同居する場合は、寝室や個室などと水回りを隣接させないといった工夫が必要になるでしょう。 特に水音のような生活音は深夜や早朝になると響きやすく、眠りを妨げてしまいストレスになりかねません。反対に、食事や入浴などをしたい方も過度に気を使うことになり、これもまたストレスを生むこともあるでしょう。間にリビングなどの共有部を作って、水回りと寝室などの距離をとるといった対策がおすすめです。また、帰宅後の手洗いや入浴などで、あちこちを動き回らないためにも、動線を意識した間取りを考えると良いでしょう。

設計事務所とは建物の設計や監理を行う建築家がいる事務所の事です。主に空間やモノをデザインして、それが実際に作られる工程を管理するというのが仕事です。